新築住宅の打ち合わせでは何を決める?流れや注意点は?
「家を建てたい」と思ってから、引き渡しまでに住宅会社との打ち合わせは10回から20回ほど。
休日を削って打ち合わせをする方が多く、「疲れた」「あとどれくらい打ち合わせをするの」と感じる方も多いでしょう。
打ち合わせで決める内容や、どういった流れで家づくりが進むかを理解していると、事前に準備ができ効率よく打ち合わせを進められます。
打ち合わせでの注意点と合わせてご紹介しますので、これから家づくりを考えている方には必見です。
新築住宅の打ち合わせでは何を決める?
打ち合わせではどのようなことを決めるか、注意点と合わせて紹介します。
資金計画
まずは、家づくりにかかる費用の全体像を把握する必要があります。土地代・建物代以外にも、諸費用・ローンの手数料・新しく買う家具・カーテンや照明などの費用も必要になってくるでしょう。打ち合わせの序盤で、土地・建物以外にかかる費用を住宅会社に確認しておくのがポイント。予算がわからない方は、月々どのくらいならローンの返済に充てられるかを伝えるとわかりやすいです。
土地
土地によって、希望の家が建てられるか変わってきます。間取りだけをどんどん進めてしまうと、土地が決めにくくなってしまう場合があるので、早い段階で土地を選定しましょう。「学校に近いところ」「角地がいい」など譲れない条件がある場合は、先に伝えておきます。
配置・間取り
建物を土地のどこに配置するか、どんな部屋が必要かなどを決めていきます。間取りや配置が決まったら、現地に行って確認をしましょう。隣家の換気扇の近くに大きな窓を取っているなど、隣地との関係で気になる点が出てくる場合もあるので、現場での確認は必須です。
内装・外装・設備
キッチン・浴室などの設備や壁紙外壁などの内装・外装はサンプルや実物を見ながら選定します。カラーやテイストを事前にイメージしておくとスムーズです。
新築住宅の打ち合わせの流れ
新築住宅の打ち合わせの流れを理解しておくと、次にどういったことを決めなければいけないのかを把握しやすくなります。ステップごとに、どういった流れで進むのかをご紹介しましょう。
ステップ1:資金計画・土地提案
最初に、新築住宅全体の予算を決めます。土地が決まっていない場合は、全体の予算から土地に充てられる費用を算出して、住宅会社や不動産会社に土地を紹介してもらいます。
ステップ2:ヒアリング・プラン提案
お客様の要望を住宅会社がヒアリングし、それに合ったプランを提案します。どういった部屋が必要か、新築住宅で叶えたいこと、今の家で不便していて解消したい部分などを中心に話しましょう。
ステップ3:建築の申し込み
間取りがある程度決まり、このまま打ち合わせを進める場合は、建築の申込みを行います。住宅会社によってさまざまですが、このとき手付金を10万円程度支払うことが多いです。
ステップ4:詳細の打ち合わせ
間取りを確定させ、外装(外壁、屋根など)・内装(壁紙、床材など)・コンセントの位置といったように、細かい内容まで決めていきます。カタログや写真を用いてイメージを伝えると、相違なく伝えられるのでおすすめです。
ステップ5:図面確認・工事請負契約
内容が確定すれば、正式な図面を確認します。確認が済めば工事の請負契約を行います。気になる点がある場合は、契約前に確認しましょう。
ステップ6:工事・引き渡し
契約が完了し、内容が確定すれば、工事が始まります。住宅会社によっては、工事を進めながらキッチンや浴室などの住宅設備の選定をする場合も。工事が完了すると建物の完成内容を確認して、建物の引き渡しとなります。
新築住宅の打ち合わせにおける注意点
ここからは、新築住宅の打ち合わせで注意する点をいくつかご紹介します。事前にわかっているだけで打ち合わせがスムーズに進みますので、ぜひご覧ください。
予算をしっかり決めておく
予算がぶれてしまうと、どんどん魅力的なオプション品を追加したくなります。結果、予算オーバーすることになれば、修正のための打ち合わせをしなければなりません。「予算はここまでのラインで」と決めておくと、設備や商品の選定がスムーズに行えるでしょう。
打ち合わせ前に意見をまとめておく
何も考えずに打ち合わせに挑むと、ご家族で意見がまとまらずに、打ち合わせの時間が長引いてしまいます。次回の打ち合わせで何を決めるか確認し、ある程度家族で話をしておくのがいいでしょう。
メモや記録を残しておく
新築住宅の打ち合わせでは、決めることが山のようにあります。どの打ち合わせでどの内容を決めたか細かく覚えている人はあまり多くないでしょう。住宅会社の担当者は並行して他の家の打ち合わせをしている場合も多く、メモや記録がない場合はトラブルになることもあります。あとから、言った言わないというトラブルを避けるために、メモを取る・録音をするなど必ずデータとして残しておきましょう。
変更したい点、疑問や不安は早めに伝える
打ち合わせ完了後、住宅会社は選定した商品の発注作業を進めている場合もあります。変更したい点・わからない点などは次の打ち合わせを待たずに、早めに連絡して伝えるようにしましょう。
まとめ
新築住宅を建てる時に決めることはたくさんありますが、事前に理解しておき準備をしておくとスムーズに進みます。
日々の生活に合わせて、打ち合わせをするのは大変ですが、後々後悔する事のないよう工夫しながら楽しく打ち合わせができるといいですね。