香川県で新築住宅の土地探しをする方が知っておくべきこと
香川県で土地探しをされるとき、どのようなことを考えたら良いのでしょうか。今回は香川県での土地相場や土地探しのポイントなど、基本的な知識を解説します。
香川県の新築住宅向け土地相場はいくら?
まず気になるのが、「土地っていくらくらいするの?」という費用面。2019年度フラット35利用者調査で、実際に注文住宅と土地を購入された方のデータを見てみましょう。この調査によると、全国と香川県の土地取得費と敷地面積、建設費の平均は以下のとおりです。
■全国平均
・土地取得費 1,382.5万円
・敷地面積 219.5平米
・建設費 2,874.3万円
■香川県平均
・土地取得費 794.8万円
・敷地面積 236.6平米
・建設費 2,947万円
ご覧いただいてわかるように、香川県で新築住宅を建てる方は、敷地面積は広めで土地代は安め。面積あたりの土地代を出してみると、794.8万円÷236.6㎡=約3.4万円/㎡。1坪=3.3㎡とすると、坪単価11万円が相場です。
香川県のエリア別の土地代は?
1位 高松市 20万2,517円/坪
2位 丸亀市 14万5,376円/坪
3位 宇多津町 13万5,140円/坪
4位 坂出市 11万1,999円/坪
出典:2020年[令和2年]基準地価
香川県で最も土地代が高いのは、やはり県庁所在地である高松市です。40坪くらいの土地を購入すると、約800万円という計算になります。丸亀市だと、40坪で600万円弱という計算です。
ちょっと高すぎると感じる方もいるかもしれませんが、ここでご紹介しているのはあくまでも平均値。もっと高い土地もあれば安い土地もあるので、予算に合わせて探されれば大丈夫です。
土地探しは何からはじめるべき?
土地探しをはじめるにあたって、希望条件をリストアップしておくとスムーズです。例えばこのような条件です。
《土地探しの条件の例》
・〇〇小学校校区
・駅から徒歩〇分
・保育園が近くにある
・土地の広さはこれくらい
・日当たりが良い土地がいい
・周辺にスーパーや公園、病院がほしい
・静かな土地がいい/夜に暗くて静かすぎないほうがいい
このとき「こんな条件は難しいかな?」と思うものがあっても、すべて書き出してみるのがおすすめです。もちろんすべての条件を満たす土地というのは、なかなか見つからないものです。そのため、絶対譲れない条件・なるべく叶えたい条件・妥協してもいい条件・・・といったように優先順位をつけることが大切です。
《優先順位の考え方の例》
・絶対にこの小学校区がいいけれど、駅からは多少遠くてもいいな
・なるべく角地がいいけれど、予算によっては角地にこだわらないでOK
・広さや日当たりは、設計プランであるていど解消できそう
・マイカーをよく使うので、駐車しづらい土地は絶対に嫌だ
また、条件によっては「家の設計プランで改善できるもの」もあります。例えば「広さが足りないと思ったけれど、デッドスペースをなくせばOK」「日当たりが悪そうな土地だったけど、吹き抜けで明るい空間がつくれた」といったケースです。このあと詳しくご紹介しますが、必ず土地探しは住宅会社にも相談しましょう。
香川県での土地探しで考えておくべきこと
香川県で土地を探されるなら、県の基本情報についても知っておくべきです。県の人口の約4割が集中するのが高松市。病院や教育機関、ショッピング施設なども充実していて、交通アクセスも良好です。
次いで人気があるのが丸亀市。病院なども多く、生活に必要な施設もそろっています。岡山とつながる瀬戸大橋に近いので、本州によく行かれる方にはとても便利です。宇多津町や坂出市も、同様の理由で人気の高いエリアとなっています。
香川県はマイカーを使う方も多いので、駅からの距離よりは、マイカーでの交通アクセスを意識される方が多くなっています。新築住宅用の土地を探されるときには、駐車場の停めやすさや主要道路への出やすさなども考えるとよいかもしれません。
土地探しはどこで相談するべき?
新築住宅の土地探しというと、「まずは不動産会社に行くべきなのかな?」と思われる方も少なくないでしょう。しかしここでのゴールは「土地を買うこと」ではなく「家を建てること」です。
不動産売買のみの会社だと、土地探しのプロではあるものの、家づくりについては実はあまり詳しくありません。そのため最初に行くべきなのは、不動産会社ではなく住宅会社。「ここにどんな家が建てられるのか?」「家を建てるのに何か問題はないか?」「土地代と建設費のトータルでいくらくらいになるのか?」といった視点をもって土地探しをサポートしてくれます。
住宅会社で土地探しをお願いして、それでも希望の土地が見つからなければ不動産会社も訪問してみると良いかもしれません。
まとめ
新築住宅を建てる土地探しというのは、費用面にしても条件にしても「土地単独で考えるのはNG」です。費用面については、土地代単独ではなく建設費までトータルで考えること。立地条件についても、建物の設計プランと合わせて考えることが大切です。
土地探しを始められるときには、まずは家づくりのパートナーである住宅会社から探されることをおすすめします。住宅会社によっては不動産に詳しい会社や、不動産事業をあわせて行っている会社もあるので、そういった会社を選ばれるのも良いでしょう。