新築住宅を建てるスケジュール!事前準備~完成までの流れ
初めて新築住宅を建てる場合、どんな流れで進めていけばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。全体的なスケジュールが把握できれば、完成時期を決めて逆算して行動することも可能。今回は、事前準備から完成までの流れを7つのステップに分けて解説します。
【ステップ1】情報収集
家を建てる準備にはかかせない情報収集。どんな家を建てたいのか、どのあたりに住みたいのかを考えることからスタートです。
住宅のイメージは、住宅関連の雑誌やインターネットを模索するほかに、住宅展示場やホームギャラリーに足を運ぶ方法もあります。住宅会社が開催するイベントや相談会に参加すると、直接質問もできるのでおすすめです。
また、あらかじめ資金計画もしておくことも大切。頭金はいくら用意できるのかローンの返済額はいくらに設定するのかなどを計画しておくと、家を建てる予算も決まってくるでしょう。
【ステップ2】住宅会社を探す
住宅会社には、ハウスメーカー以外にも工務店や建設会社、設計事務所などがあります。住宅会社はインターネットで探せますよ。各会社の特徴を把握して、信頼できる会社を選ぶのが大切。
しかし候補に挙がる住宅会社が、どんな施工をしているのか気になりますよね。会社によっては施工実績をホームページに掲載してあるので、事前にチェックしておくといいでしょう。
【ステップ3】土地を探す
どの辺りに家を建てたいのかを家族で話し合いましょう。通勤や通学にかかる時間や周辺環境を考慮して、ライフスタイルにあわせた土地を探すのがポイント。
土地探しは、不動産会社に相談するのが一般的ですが、住宅会社もサポートしてくれる場合もあるので相談してみましょう。検討中のエリアに足を運び自分で売地を探すのも手段ですよ。
土地によって建ぺい率や容積率、斜線制限などの制限が異なるので詳しい方に確認する必要があります。しかし、希望する条件にすべて当てはまる土地を見つけるのは難しいのが現状。土地に求める条件に優先順位をつけて、あとは建物のプランニングをして満足度を高めましょう。
【ステップ4】打ち合わせ
土地が決定したら打ち合わせを進めていきます。打ち合わせでは希望する設備の仕様や部屋数、外観のテイストなどを具体的に伝えましょう。冒頭に予算を伝えておくと、予算にあわせたプランを提案してくれますよ。
納得できるプランになるまで打ち合わせは繰り返し行います。気になることがあれば、遠慮せずに担当者に相談して不安を解消していきましょう。
【ステップ5】住宅ローンの申し込み
プランが完成したら住宅ローンを申請します。住宅ローンは事前審査で1週間ほど、本審査で1〜2週間ほどかかるのが一般的です。審査に時間が要するので、打ち合わせ段階で申し込むことをおすすめします。
なお住宅会社が代行して行う場合がありますが、必要書類の記入は施主です。事前審査が通れば、どのくらい借入ができるのかが把握できます。
【ステップ6】工事
プランが完成して必要な手続きを終えたらいよいよ工事スタートです。工事が無事に終わるように祈願する地鎮祭から始まり、構造が完成すると上棟式が行われます。しかし、このような祭事はスケジュールの関係で行わない場合もあるので、施工会社に確認しておくといいでしょう。
着工前に、まずは安全に家を建てられるか地盤の状況を調査。必要に応じて地盤改良をしてから基礎工事、木工事、屋根工事、外壁工事と進めていきます。
【ステップ7】完成・検査・引き渡し
家が完成したら施主と工事関係者が立ち会いをします。立ち会いでは、住宅内の案内や設備の使用方法の説明を受けつつ、契約内容と相違なく仕上がっているのかを施主がチャック。
立ち合いの時点で契約と違った施工がされていたり不具合があったりした場合は、その場で修繕依頼をしましょう。引き渡し後に指摘しても対応してくれない、もしくは修繕費用が発生する場合があるので注意してください。問題がなければ、住宅会社から鍵を受け取って引き渡し完了です。
新築住宅完成までのスケジュール
新築住宅が完成するまでにかかる期間は以下の通りです。
・事前準備:.2〜6ヶ月ほど
・打ち合わせ:1〜3ヶ月ほど
・工事:4〜6ヶ月ほど
・引渡し:1ヶ月ほど
新築住宅が完成するまでにかかる期間は、トータルで8〜15ヶ月ほど。住みたい時期から1年ほど前から準備を始めるのがちょうどいいかもしれません。ただし事前準備や打ち合わせは、こだわればこだわるほどなかなか決まらないもの。また、天候や工事内容によって工期が延びる場合もあります。念の為、余裕を持って準備を始めるのが妥当でしょう。
まとめ
新築住宅が完成するまでにかかる期間8〜15ヶ月ほどかかるのが一般的です。土地を探したりプランを練ったりするのに期間を要する場合があるので、人によってかかる期間は異なります。大切なのは納得のいく建物になるように、しっかり計画できる時間を確保すること。そのためには、余裕を持って行動していくことがカギになるでしょう。