新築住宅で失敗を防ぐ!便利なコンセントの個数や位置は?
新築住宅の中でも「失敗したなぁ」という声が割と聞かれるコンセントの設置。便利な家電が増えてコンセントが不足したり、思った位置になくて延長コードを利用したりすることも。この記事では失敗例やあるといい便利な位置なども紹介しますので、ぜひ新築住宅の参考にしていただけたらと思います。
新築住宅でよくあるコンセントの失敗例
失敗例がわかっていると失敗する確率はぐんと下がります。新築住宅を建てた方によくあるコンセントの失敗例を見てみましょう。
コンセントの個数が足りない
最近は昔に比べて便利な家電がたくさんあり、テレワークの普及により自宅でパソコンや周辺機器を使う機会も増えました。そのため充分に計画したつもりだったのに、実際に住んでみると不足していることに気づくケースも多いのです。
コンセントやみくもに設置する必要はないですが、将来の事も考えて多めに設置する方がよさそうです。ちなみに目安は6畳までの部屋で3つ、6~8畳で4つ、8~10畳で5つくらいといわれています。
使いたい場所からコンセントが遠い
とにかくコンセントが不足しないようにと数にこだわりすぎると、使いたい場所と設置されている場所が違って使いにくいという状況になることも。
新築住宅の計画では、図面が「100分の1・50分の1」など小さいサイズでかかれているため、コンセントの位置がわかりにくいです。家具のレイアウトや、家電を使う位置をしっかりと打ち合わせして、それに合わせてコンセントの計画をするようにしましょう。
コンセントの高さが使いづらい
コンセントの高さは、使うものによって合わせる必要があります。
例えば極端な例ですが、冷蔵庫やエアコンを使うのに、低い一のコンセントを用意することはありません。
通常のコンセントですと、床からコンセントの中心が約25cm。掃除機用で30から40cm程度、勉強机や書斎机ですと70~90cmくらいが使いやすいでしょう。
年を取ると腰をかがめるのが難しくなるので、長い目でみて少し高めに設置されるのもよいかもしれません。
あると便利なコンセントの位置
ここからは、あると便利なコンセントの位置を紹介します。後から追加するのは工事が必要になるので、家を建てる前に計画しておきましょう。
リビング・ダイニング
おうち時間を充実させるために家族でホットプレートを使った料理を楽しむ方も多いですよね。ダイニングテーブルの近くにコンセントがあると見た目もすっきりします。
また、リビングでは、テレビ周りのコンセント計画が重要となります。壁掛けテレビを検討している場合は、コンセントや配線が丸見えにならないように、住宅会社としっかり打ち合わせしましょう。
キッチン
ミキサーやフードプロセッサーなど常時使用しないもののコンセントは忘れがちです。とくにアイランドキッチンなど壁に面していないキッチンの場合は、コンセントが遠くなってしまって使いにくい場合も。メーカーによってはキッチンにつけることも可能ですので相談してみましょう。
設置できない場合、背面カウンターにつけて使用するのか、フロアコンセントにするのか、使い勝手を考えて一番よい方法をご検討ください。
洗面所・トイレ
冬場に足元ヒーター、夏場に壁掛け扇風機を置きたいなどの要望があれば、付近に設置することがおすすめ。狭い空間で無理な位置から繋ぐと足を引っかけて転倒の原因になる場合もありますので、設置したい位置の近くにあるとよいですね。
また、水を使う場所になるので濡れやすいところを避けて設置する方がよいでしょう。
寝室・書斎
寝室でコンセント使うのは、スマホやタブレットなどの充電器や電気スタンド、布団乾燥機、暖房器具、扇風機などです。
ベッドの位置によって必要なコンセントの位置も変わってくるので、ベッドを含めた部屋のレイアウトをしっかり決めておくことが大切ですね。
玄関・廊下・階段
玄関・廊下・階段では、コンセントが必要でないと思われることも多いですが、掃除機を使う場合や足元照明を設置する際に便利です。2か所ずつぐらいあると使い勝手がよいでしょう。
また、玄関には何か季節ものの飾りつけをする場合にコンセントが必要になる場合もあります。玄関収納がカウンタータイプの場合は目立たないところに設置するとクリスマスグッズやハロウィングッズなどを楽しむこともできそうですね。
忘れがちなコンセントの位置
こちらでは、つい計画するのを忘れてしまって、後からここにあればよかったのにと思うことが多い場所を紹介します。今は必要なくても将来的に必要になるかもしれませんのでぜひチェックしてみてくださいね。
テレワークスペース
テレワークスペースでは、パソコン・モニター・スマホ・タブレット・プリンター・電気スタンドなど、通常よりもコンセントが多めに必要になることが多いです。テレワークスペースで使用するものを考えてコンセントの数を決めましょう。
掃除機の充電スペース
充電式の掃除機を使用の場合、コンセントのある場所で掃除機の充電をしている方が多いと思います。しかし廊下やリビングの収納スペースの中に掃除機の収納スペースとコンセントをつけると、掃除機も片付けられて同時に収納できるので便利です。
収納計画をする際に、掃除機の収納位置と合わせてコンセントの位置を決めるといいですね。
外まわり
外まわりでは、電気自動車のコンセントをつける人が増えてきていますね。今はガソリン車でも将来的に電気自動車を検討するさいに、不便がないように駐車場の近くにつけておくのをおすすめします。駐車場付近にあると、駐車場や玄関まわりのお掃除に高圧洗浄機を使いたい時にも役立ちます。
まとめ
コンセントの使い勝手によって生活のしやすさが変わってくるので、新築住宅の満足度も変わってきてしまいそうですよね。
住宅会社と事前にしっかりと打ち合わせをして、後悔のないコンセントの計画をたてていただけたらと思います。