新築住宅をコストダウンするためにできること9選
新築住宅を建てる際は、なるべく予算内に抑めたいものですよね。打ち合わせのときに要望を伝えると、予算オーバーすることは多々あります。今回は、コストダウンができる方法を9つ紹介します。コストダウンをすると、無駄のない住みやすいおうちに仕上がるでしょう。
建物の形や規模を変える
建物の形や規模の大きさに対してあまりこだわりがない場合は、施工費や材料費がなるべくかからないように設計しましょう。建物の形や規模を変えると、大きなコストダウンが期待できます。
【1】床面積を減らす
床面積を減らすと、施工費や材料費が抑えられます。思い切って家の一角を削ってバルコニーにしたり、ロフトや吹き抜けを設けて床面積を減らしましょう。家族構成や住み方によって必要な広さは異なるため、部屋の数や水回りの大きさを調整することが重要です。
【2】建物の形をシンプルに
建物の形を凸凹をなくしたシンプルな四角形にするとコストダウンになります。同じ床面積でも凸凹が多い建物とは違って、外壁の表面積が小さくなり施工費や材料費が節約できます。
屋根は切妻や片流れのデザインがおすすめです。勾配を6寸以内にすると、施工時に屋根面の足場が不要になったり屋根材の費用を抑えられたりします。
【3】総二階にする
1階と2階の面積をほぼ同じにしても問題がない場合は、総二階にしましょう。柱や基礎、屋根など、施工手間が省けて材料費の節約が可能になります。
建物の形が真四角やL字型、コの字型であっても総二階。ただし、角の多いL字型やコの字型は壁が増えるので材料費がかかります。そのため、総二階は真四角がおすすめです。
間取りを工夫する
家を建てた後の間取り変更は、高額なリフォーム費用が必要です。新築住宅を建てる際に、間取り計画で工夫してほしいポイントを紹介します。
【4】廊下はなるべく少なく
玄関から直接リビングにアクセスして、各部屋に入るように設計すると、リビングが広くなります。そのため、玄関ドアは直接は直接部屋が見えない位置に設置しましょう。パーテンションや間仕切りを設置しても、プライバシーを守れます。
【5】間仕切りの少ないオープンなつくりに
床面積を減らした空間に多数の間仕切りがあると、窮屈な印象になります。間仕切りを最小限にして家族とのコミュニケーションがとりやすい開放感のある空間にしましょう。
どうしても間仕切りたい場合は壁ではなく、アコーディオンカーテンやパネルドアがおすすめ。壁だと内装費がかかるからです。
【6】余計な窓をつくらない
窓が多すぎたり大きすぎたりすると、冷暖房の効きが悪くなったりプライバシーが守りきれなかったりします。窓の位置によっては、思い描いていた家具の配置ができないことも。
光を入れる窓や換気をする窓など、用途に合わせて数や位置を調整することが重要です。どうしても光だけを取り入れたいスペースがある場合は、開閉できる窓よりFIX窓にするとコストを抑えられます。
内装や設備を変える
内装や設備の便利性は、使う人によって異なるでしょう。新築住宅で生活していく上で、本当に必要か見極めるべきポイントを紹介します。
【7】水廻り設備のグレードを見直す
グレードによってデザイン性や機能性の充実さが変わります。多数のオプションがついているハイグレードタイプは高額です。
しかし、使う人によっては機能の便利さを十分に実感できない可能性があります。そのため、スタンダードタイプに必要なものだけオプションでつけると、低コストで済んで無駄なく使えるのでおすすめです。
【8】不要な設備はつけない
まず、トイレは1つにしましょう。トイレが1階と2階にあると便利ですが、設備費や施工費を考えるともったいないです。
トイレ内に手洗い場を設けたい場合は、タンクを手洗い付きにしましょう。別で手洗い場を設けるより低コストで済みます。
また、キッチンの吊戸も不要なケースが多いです。食器棚に収まるようであれば、吊戸をなくしても問題ないでしょう。
【9】収納に扉をつけない
すべての収納棚に扉をつける必要はありません。頻繁に出入れする収納は、扉がない方が使い勝手が良いこともあります。
ただし生活感が丸見えなので、見られたくないものは箱に収納しましょう。見せる収納としてオープンにできれば、施工費や材料費が削減できます。
また、扉がない収納は常に風通しができる状態なので、湿気に悩むことがなくなる点もメリットです。
まとめ
新築住宅を建てる際、打ち合わせの段階で予算オーバーすることがあります。コストダウンができる9つの方法を紹介したので、予算オーバーしたときは試してみてください。
なお予算を抑えて新築住宅を建てたいなら、リーズナブルな価格でお家を建てられる工務店やハウスメーカーを選ぶ必要があります。
香川県で新築住宅を建てる予定の方は、おすすめの住宅メーカーをランキング形式で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。