住んでわかった!新築住宅で後悔したポイント
人生で一番高い買いものと言われるマイホーム。しかし、新築住宅を買ったものの「これは違う仕様にしておけばよかった」と後悔する人も少なくありません。
今回は、新築住宅で後悔しやすいポイントをご紹介します。マイホームの後悔をしないためにも、しっかりと後悔ポイントを知っておきましょう。
間取りについての後悔ポイント
ほとんどの人がこだわっている間取り。しかしながら、住んでから後悔する人が多いポイントでもあります。
間取りについての後悔ポイントを3点お伝えしますので参考にしてください。
収納が足りない
収納が足りないとどうしても家の中が散らかりやすくなります。
【収納が足りない原因】
・子どもの成長とともに収納が足りなくなった
・持ち物の量を把握していなかった
・収納の数ばかりに気を取られ、大きさや配置を気にしていなかった
収納はライフスタイルに合わせて計画することになりますが、おおよその目安としては家の面積の10~12%程度必要と言われています。家の面積や予算を考慮したうえで、できる限りスペースを確保しておくことをおすすめします。
狭すぎる・広すぎる
家族が増えて家が手狭になってしまったという人や、広いマイホームに憧れて購入したものの掃除やメンテナンスが大変だったという人もいます。住まいは狭すぎても広すぎても暮らしにくいのです。
生活スタイルは少しずつ変わっていくもの。変化に合わせてフレキシブルに対応できる間取りにしておくことで対処できます。間仕切りで部屋数を変えられるような仕様にしておくと、「部屋が足りない問題」を解決できますよ。
家事動線が悪い
「洗濯機から干す場所までが遠い」「水回りの位置がバラバラ」など、家事動線が悪く、使いにくいと感じることもあります。家事は毎日のことなので、家事全般が快適にできる動線をつくることを意識しておくのも重要です。
近年は家の中を自由に動き回れるのが便利だとして、回遊動線が人気を集めています。
土地についての後悔ポイント
土地の購入は多くの人にとって一生に一度か二度の買いものでしょう。残念ながら、事前のリサーチ不足や判断ミスなどで後悔してしまう人もいます。
そうならないために、土地についての後悔ポイントを知っておくとよいでしょう。
土地にお金をかけすぎた
土地はそれだけでも高額な買いものですが、購入する際には土地代以外にも必要な支出があります。不動産取得税や印紙代などです。
これらの諸費用は思ったより高額になりがち。最初から諸費用も考慮に入れて土地を決めるようにしましょう。
駅や職場へのアクセスが悪かった
予算の関係で駅から距離のある場所に決めたり、郊外の土地にしたりする人もいます。しかしながら、通勤は毎日のことです。
ストレスがたまらないように、アクセスにはこだわりたいですね。
電車を使う人は複数路線が乗り入れている駅が近いと便利ですし、車利用の人は幹線道路が近くにあると移動しやすいでしょう。
迷っているうちに他の人に買われてしまった
自分が希望する条件の土地を見つけ、検討しているうちに他の人が買ってしまうケースは多々あります。判断が難しい場面もありますが、良い条件の土地は売れるのも早いものです。買いたいと思っているのは自分だけではないということを念頭に置いておくとよいでしょう。
お金についての後悔ポイント
お金についても後悔する人が多いので注意が必要です。お金についての後悔ポイントを2点お伝えしますので参考にしてください。
住宅ローンの返済負担が大きい
収入が増えると思ってローンを組んだら、予想に反して収入が上がらなかったというのはよく聴く話です。家の予算は資金に余裕をもって決めることが後悔しないポイントです。
予想以上に維持費がかかった
家は買って終わりではありません。固定資産税や都市計画税などの各種税金が発生しますし、家のメンテナンス代も必要になります。
1年間にどのくらい必要なのか計算してから購入すると後悔せずにすむでしょう。
その他の後悔ポイント
間取りや土地、お金以外にも後悔ポイントがありますのでご紹介します。
庭の手入れが大変
庭のある戸建てはおしゃれで憧れますよね。しかし、庭のメンテナンスは意外と大変です。庭をつくる場合は、管理が楽な使用にするとよいでしょう。
また、植物は庭ではなくプランターで育てることもできます。最近はつるすタイプのプランターも販売されており、見た目にもおしゃれでおすすめですよ。
冬の寒さ、夏の暑さ
おしゃれな吹き抜けはいくら高断熱でも冷暖房効率が悪くなりますし、広すぎる玄関ホールや廊下も冬の寒さ、夏の暑さの原因になります。
冷暖房効率を考慮し、1年間快適に過ごせる家にしたいですね。
隣家や道路から家の中が丸見え
家内外からの視線対策は忘れてしまいがちですが、購入時に考えておくのがとても重要です。
道路に面した場所にリビングがあったり、隣家との距離が近かったりする場合は、プライバシーが守られる設計にしてもらえるよう最初にしっかり相談しましょう。
不要な設備やオプション
不要な設備やオプションで後悔する人も少なくありません。
【例】
・1階と2階にトイレを設置したが1つでよかった
・窓が多すぎて家具が設置しにくい
・浴室乾燥機を設置したが使わない
設計時には、生活スタイルをふまえたうえで本当に必要かどうか判断をするようにしましょう。
まとめ
新築住宅で後悔しやすいポイントをご紹介しました。家を買うときは、家族のライフスタイルを考慮して住んだ後のことをイメージし、将来的な変化も考えておくことが大切です。そのためには、設計前のヒアリングが欠かせません。
新築住宅購入の際は、設計前の段階でしっかりとヒアリングをしてくれる会社を選びましょう。