新築住宅に堀りごたつがほしい!メリットデメリットは?
掘りごたつのある古民家カフェや旅館が話題になる昨今。「自宅に掘りごたつがあったらいいなあ」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。掘りごたつは足をおろして座れるため足腰に負担が少なく、足元から暖まれるすぐれものですよね。
今回は、新築住宅に掘りごたつを設置するメリットデメリットや設置するのにおすすめの場所についてお伝えします。
掘りごたつを設置するタイミング
掘りごたつを設置するタイミングは、おもに新築時とリフォーム時の2つです。
新築時
まずは新築時に掘りごたつを設置する場合です。一般的に掘りごたつは床をくりぬいて設置するので、設計時に掘りごたつの設置を決めてしまえば、手間がかからずよいでしょう。デザインの選択肢も豊富にあります。
リフォーム
リフォーム時に掘りごたつの設置をすることもできるでしょう。ただし、床をくりぬいて設置する必要があるため工事期間がかかります。また、新築時に設置する場合と比べて費用がかさむ傾向があります。
ユニットタイプの掘りごたつを設置するのも手ですが、種類はあまり多くありません。掘りごたつを設置するなら新築時に決めてしまうのがよさそうです。
新築住宅に掘りごたつを設置するメリット
新築住宅に掘りごたつを設置したときの、家族へのプラス効果や快適さなどのメリットについてお伝えします。
家族のだんらんの場所になる
掘りごたつがあると自然と家族が集まり、だんらんの場所になります。冬のこたつ周りに人が集まる様子を思い浮かべていただくとよいでしょう。掘りごたつがあれば家族の会話が増えること間違いなしです。
足腰に負担が少ない
足をおろして座れるので、床に直で座るより足腰に負担が少ない点が魅力です。畳の上に置いた座布団の上に長時間座っていて足腰が痛くなった経験がある方は多いのではないでしょうか。この問題を解決できるのが掘りごたつだといえます。
足元から暖まるので快適
掘りごたつは床に掘った穴の部分に暖かい空気がとどまるため、足元から暖まれ快適です。「頭寒足熱」というように、頭部を冷やし足元を温めることは健康によく、勉強や仕事の効率を上げる効果も期待できますよ。
新築住宅に掘りごたつを設置するデメリット
たくさんのメリットがある掘りごたつですが、デメリットもあります。ただ、対策はできますので対策法もあわせてご紹介します。
掃除が大変
掘りごたつの掃除は少々大変です。重い天板を外すのはなかなかの重労働ですし、格子型のヒーターは掃除がしにくいものです。また、臭いがこもりやすいことも。
対策としては、
・コードレス掃除機を使用する
・掘りごたつ内に防カビ、防臭効果のある素材を使用する
・格子型ではなくフラット型のヒーターを選ぶ
などが考えられます。
初期費用がかかる
掘りごたつの費用は20万円~60万円程度が相場。素材や形にこだわれば100万円近くするケースもあります。
ただ、近年は掘りごたつユニットも増えており今までより相場は下がりつつあります。費用面が気になるようであれば、お手頃な掘りごたつを設置できるよう住宅メーカーの担当者に相談してみるのもよいかもしれません。
安全面に注意が必要
掘りごたつの安全面で気になるのは、段差になっているため小さい子どもが落ちる危険があるということです。よちよち歩きくらいの乳幼児がいる家庭では注意が必要です。
また、ヒーター部分に食べ物や文房具を落とした際に熱の影響を受けることがあります。お子さまが小さい間は、ヒーター部分にふたをしておくのも手でしょう。
掘りごたつを設置するのにおすすめの場所
掘りごたつと相性のいい場所は和室だけではありません。掘りごたつを設置するのにおすすめの場所を3か所ご紹介します。
和室
掘りごたつを設置する場所としてまず思い浮かべるのは和室ではないでしょうか。近年はリビング横に和室をつくる人も増えていますし、リビング横の和室に掘りごたつがあれば家族の憩いの場になること請け合いです。
ダイニング
ダイニングテーブルとして掘りごたつを使う方もいらっしゃいます。広めの掘りごたつにすれば、お料理の品数が多いときも問題なし。また、椅子が不要なので来客時に対応しやすいというメリットもあります。
リビング
和風のイメージのある掘りごたつですが、シンプルなものなら洋風なリビングにも相性がいいですよ。洋風×和風の和モダンリビングはとても魅力的です。家族が集まってテレビを見たり談笑したり、憩いのスペースになりますね。
まとめ
掘りごたつを設置するタイミングやメリットデメリット、設置する場所についてお伝えしました。座ったときに足腰がラクに過ごせて暖かい掘りごたつはとても魅力的です。憧れの掘りごたつ、理想の形で設置したいですよね。
先に書いたように、掘りごたつを設置するなら新築時がおすすめです。新築住宅に掘りごたつを設置したいときは、実績のある住宅メーカーに相談してみましょう。